約 1,345,153 件
https://w.atwiki.jp/yokohama_rg/pages/35.html
日時 2013年1月12日(土) 場所 関内駅近郊のとある喫茶店 参加人数 11人 課題書 「喪失」モー・ヘイダー/北野寿美枝訳 ハヤカワポケミス レポート +クリックで表示 読書会参加者のレポートを紹介します。未読の方はご注意ください。 ・Spenth@さんのレポート ・カエルさんのレポート ・岡本のレポート +クリックで表示 2013年一発目の読書会番外編は、1月12日(土)に横浜関内駅近くの喫茶店で開催されました。 課題書は昨年のエドガー賞長編賞に輝いたモー・ヘイダー『喪失』です。 さらにこの日は読書会に加えて「読書地図」の作成も計画しました。 まずは読書地図からスタートです。 「読書地図って何ぞや?」という方は、翻訳ミステリー大賞シンジケート内のこちらの記事をご覧ください。 簡単に言ってしまえば、読書をテーマにした連想ゲームですね。 この日のお題はもちろん『喪失』。ルールは「ゆるゆる」です。 地図はどのように広がっていくのでしょうか。 「読書地図は今回が初めて」という方もいらっしゃり、はじめのうちはなかなか筆が進みませんでしたが、時間の経過とともに地図はどんどん埋まっていきます。 いつしか皆さん机をぐるぐる回りながら、あれこれ悩み、記憶を辿って書名と書名をつないでいきます。 しまいにはタイトル名が思い出せなかったり、漢字を書けない方が続出……。 そんなこんなでワイワイと書き進めていくと、あっという間に制限時間の30分を迎えてしまいました。 完成した地図はこんな感じです。 間違いやこじつけ(?)はご愛嬌ということで……。 それでは、地図の中の1つのルートをピックアップしてみます。 「喪失」―MWA(長編賞)―「ラスト・チャイルド」―ハヤカワ―「利腕」―訳者(が同じ。菊池光)―「シブミ」―前日譚(とありますが「ニコライ・ヘル」で繋がります)―「サトリ」―同作家(ドン・ウィンズロウ)―「犬の力」―『このミス』1位―「愛おしい骨」―骨(ここから謎の骨ゾーンに突入)―「古い骨」―骨―「骨」―ジャン・バーク(とありますがこれも「骨」繋がりですね)―「ボーン・コレクター」―同作家(ジェフェリー・ディーヴァー)―「ウォッチメイカー」 まだまだ、ここには書ききれないほどの書名が出ました。 非常に楽しい時間になったので、折を見てまたやってみたいと思います。 続いて本題の読書会。 あらすじはこんな感じです(Amazon.co.jpより)。 当初は単純な窃盗と思われたカージャック事件。だが強奪された車の後部座席に乗っていたはずの少女はいっこうに発見されない。 捜査の指揮を執るキャフェリー警部の胸中に不安の雲が湧きだしたとき、今回とよく似た手口の事件が過去にも発生していたことが判明した。犯人の狙いは車ではなく、少女だったのか! 事件の様相は一変し、捜査に総力が注がれる。 だが姿なき犯人は、焦燥にかられる警察に、そして被害者の家族に、次々と卑劣きわまる挑発を……屈指の実力派が、MWA賞最優秀長篇賞の栄誉を射止めた力作。 冒頭にも書きましたが、課題本の『喪失』は2012年のエドガー賞長編賞受賞作。 長編部門には東野圭吾『容疑者Xの献身』もノミネートされたため、日本でも話題を呼びました。 ※ちなみに、2012年エドガー賞長編部門のノミネート作品は以下の通りです。 モー・ヘイダー 『喪失』 東野圭吾 『容疑者Xの献身』 アンネ・ホルト『1222』(未訳) フィリップ・カー『Field Gray』(未訳) エース・アトキンス『The Ranger』(未訳) まずはレジュメを読みながら雑談タイム。 一同が驚いたのは、著者であるモー・ヘイダーの写真。 『喪失』の著者近影(恐らくエドガー賞授賞式の写真。通称「アラレちゃん」)からは想像できないほどの美人でした。 気になる方はぜひ検索してみてください。 雑談が一段落したところで、順番に自己紹介をしながら感想を語っていただきました。 内容としては、 ――場面展開が上手い。グイグイ読ませる。 ――日本だと馴染みがない場所が舞台になるせいか、状況描写が乏しい部分が多い気がした。 ――イギリスのミステリーらしい暗鬱な雰囲気がよく出ていた。 ――「Q」というキャラクターが登場したり、スリリングな話の中にも笑えるところがあった。 ――結末があっけなさすぎたかな? といったもの。しかし特に多かったのがこの意見。 ――シリーズを貫く要素がわかりづらい。 そうなんです。 この『喪失』は主人公ジャック・キャフェリーシリーズの5作目。 著者のモー・ヘイダーの作品は『喪失』を除いて翻訳が2作のみ(シリーズ1作目『死を啼く鳥』、2作目『悪鬼の檻』。いずれもハルキ文庫、小林宏明訳)。 欠けている3作目と4作目を踏まえた設定も多く、『喪失』から読んでも問題なし! という内容ではありませんでした。その部分で戸惑った方が多かったようです。 どこかの出版社さん、ぜひこの機会に翻訳の刊行を! 続いて、その他の感想をテーマごとに分けてまとめてみます。 ●モー・ヘイダーの作風について 『喪失』のみ読了という方が多いなか『死を啼く鳥』『悪鬼の檻』を読んでから参加した方もいらっしゃいました。 その方々に感想を聞いてみると、 ――『喪失』は前2作に比べると非常にマイルド。だからこそエドガー賞が取れたのではないか? とのこと。 特に『死を啼く鳥』は残虐な描写が多いようで、あまり一般ウケする作品ではないようです。 しかしそちらの方が「モー・ヘイダーらしさ」が出ているんじゃない? という意見でした。 ヘイダーってそんなにエグい話を書く人だったのか……。 また当日は、Sさんがモー・ヘイダーのインタビューを訳してレジュメにしてくださいました。 このインタビューはヘイダーが自身について、またその作風について語ったもの。 印象に残った部分を抜粋してみます。 ――なぜあなたは他の人が嫌がるようなものを好んで描くのでしょう? この問いに対してヘイダーは、 ――人々のダークな側面を抑え込むのは、かえってよくないことなんじゃないかしら? 逆に激しくなるだけよ。 と答えていました。 彼女の作品の根底を流れるテーマに触れられるような資料だったと思います。Sさんありがとう! ●東野圭吾『容疑者Xの献身』との比較 やはりこの話題は避けて通れません。 最終的に「トリックなら『容疑者X』、ストーリーなら『喪失』!」という結論になりました。 そんなこんなであっという間に終了時間です。 読書地図で時間が押せ押せになってしまったのが原因で、今回はちょっと語り足りなかったかもしれませんね。 その後は2次会場がある横浜駅近郊に移動。素敵な雰囲気の居酒屋での飲み会となりました。 話題はやはり本のこと。 『喪失』の話の続きをはじめ、気になっていた作品や最近読んだ本の感想について時間を忘れてしゃべり倒しました。 結局2次会では話が終わらず、参加者全員で3次会に突入。 多くの脱線を含んだ読書トークは尽きることなく、こうして横浜の夜は更けていったのでした。 話題 読書会で上がった本の紹介。 +クリックで表示 『半七捕物帳』岡本綺堂 光文社時代小説文庫 『64』横山秀夫 文藝春秋 『シャーロック・ホームズの冒険』コナン・ドイル/日暮雅通訳 光文社文庫 『首斬り人の娘』オリヴァー・ペチュ/猪股和夫訳 ハヤカワポケミス 『デッドマン』河合莞爾 角川書店 『逆転立証』ゴードン・キャンベル/越前敏弥訳 RHブックス・プラス(上下巻) 『2666』ロベルト・ボラーニョ/野谷 文昭、内田 兆史、 久野 量一訳 白水社 『Der Augensammler』Fitzek, Sebastian(セバスチャン・フィツェック『アイ・コレクター』) 『エクソシスト』ウィリアム・ピーター ブラッティ/宇野利泰訳 創元推理文庫 →スピンオフ読書会#8「五匹の子豚」 ←スピンオフ読書会#6「毒入りチョコレート事件」
https://w.atwiki.jp/yokohama_rg/pages/39.html
横浜読書会の年間スケジュールです。 先のスケジュールはあくまで予定です。内容が変更になる場合もありますのでご了承ください。 2013 イベント名 課題図書 開催日 備考 1月 スピンオフ読書会#7 喪失 2013/1/12(土) 詳細 2月 第4回読書会 都市と都市 2013/2/8(金) 詳細 3月 スピンオフ読書会#8 五匹の子豚 2013/3/8(金) 詳細 4月 スピンオフ読書会#9 あの夏、エデン・ロードで 2013/4/5(金) 詳細 5月 スピンオフ読書会#10 フレンチ警部最初の事件 2013/5/4(土) 6月 第5回読書会 未定 未定 7月 スピンオフ読書会? コリーニ事件? 未定 8月 スピンオフ読書会? ジーヴス? 未定 9月 スピンオフ読書会マニアクス ミレニアムシリーズ 未定 詳細後日 10月 第6回読書会 未定 未定 11月 スピンオフ読書会? 古典? 未定 12月 ヨコミス2013&忘年会 - 未定 2012 イベント名 課題図書 開催日 備考 1月 2月 3月 第2回読書会 ローラ・フェイとの最後の会話 2012/3/1(木) 詳細 4月 飲み会 - 2012/4/6(金) 詳細 5月 スピンオフ読書会#1 アイアン・ハウス 2012/5/11(金) 詳細 6月 スピンオフ読書会#2 卵をめぐる祖父の戦争 2012/6/8(金) 詳細 7月 スピンオフ読書会#3 湿地 2012/7/6(金) 詳細 8月 スピンオフ読書会#4 皇帝のかぎ煙草入れ 2012/8/10(金) 詳細 9月 第3回読書会 スイート・ホーム殺人事件 2012/9/7(金) 詳細 10月 スピンオフ読書会#5 リンカーン弁護士 2012/10/12(金) 詳細 11月 スピンオフ読書会#6 毒入りチョコレート事件 2012/11/2(金) 詳細 12月 ヨコミス2012&忘年会 - 2012/12/7(金) 詳細 2011 イベント名 課題図書 開催日 備考 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 第1回読書会 チャイナタウン 2011/10/7(金) 詳細 11月 12月
https://w.atwiki.jp/yokohama_rg/pages/40.html
日時 2013年5月4日(土) 場所 みなとみらい・臨港パーク 参加人数 11人 課題書 「フレンチ警視最初の事件」F・W・クロフツ/霧島義明訳 創元推理文庫 レポート +クリックで表示 読書会参加者のレポートを紹介します。未読の方はご注意ください。 ・岡本のレポート +クリックで表示 10回目を迎えたスピンオフ読書会は、初の試みとなる「ピクニック読書会」として開催しました。 場所は横浜みなとみらいエリアにある「臨港パーク」。 海がすぐそこ、芝生の上から船が行き来する様子をのんびり眺められる、横浜市民憩いの場です。 最大の心配は、もちろん天気のことでした。雨など降ろうものなら目も当てられません。 しかしフタを開けてみれば見事なほどの快晴! これも皆さんの日頃の行いのたまものですね。 当日はまず、先発部隊の4人が集合。 飲み物やおつまみをしこたま買い込み、一足先に臨港パークに向かいました。 我々が目を付けたのは、「みなとみらい駅」から徒歩5分ほどのエリア。場所を確保したり、ビニールシートを敷いたりしながら準備を進めます。 先発の方々、お疲れさまでした。 その後、14時に後発の皆さんが集合して会場に移動。 まずは持ち込みフードの披露タイムから(これをアテにしていたのです)! 自家製のピクルスやお酒をはじめ、デザートには鎌倉カスターなど美味しい飲み物や肴が盛りだくさん。それらをつまみながら話が弾みます。 (食べ物がたくさん集まりました。UNOは非常時の保険です) 読書会の話に移る前に、ここで少し課題書『フレンチ警視最初の事件』を選んだいきさつを。 今回のテーマは古典ということで、クロフツの作品を選びました。カー、バークリー、クリスティーときたら、やはりクロフツさんの出番です。 あらすじはこんな感じ(Amazon.co.jpより)。 リデル弁護士はダルシー・ヒースの奇妙な依頼を反芻していた。裕福な老紳士が亡くなり自殺と評決された後に他殺と判明し真相が解明される。 そんな推理小説を書きたい。犯人が仕掛けたトリックを考えてくれという依頼だ。 何だかおかしい、本当に小説を書くのが目的なのか。リデルはミス・ヒースを調べさせ、ついにはスコットランドヤードのフレンチ警視に自分の憂慮を打ち明ける。 詐欺に手を染めてしまう男女と、やがて起きる殺人事件にフレンチ警視が挑むというお話です。 (長らく入手困難となっていた『フレンチ警視最初の事件』。旧訳版はここまで値段が高騰しています。画像は2013年5月時点のもの) クロフツ未読の方がほとんどの横浜読書会。 かねてからクロフツの名前が出るたびに、 「地味」 「時刻表が出てきたり、複雑で読みにくそう」 という声が聞こえていました。 そこで読みやすさを重視して、新訳版が刊行された『フレンチ警視最初の事件』に白羽の矢を立てました(事実、霧村さんの訳は非常に読みやすかった)。 さらに、後期クロフツの特徴が出ていることも加味しました。 クロフツといえば初期の『樽』や『ポンスン事件』といったアリバイ崩しもののイメージが強いですが、『フレンチ警視最初の事件』が書かれた後期には犯罪心理を扱った作品を数多く輩出していて、 犯罪に関わる人間の心理の移り変わりをドラマティックに描いています。 「アリバイ崩しだけでなく、クロフツはこういう作品も書いていますよー」という紹介も兼ねたというわけです。 さて話が脇に逸れましたが、肝心の読書会がスタート。まずは皆さんの感想を順番に発表していただきました。 後ろでは、ポータブルのスピーカーからフランク・シナトラなんかが流れています。 ――懐かしのミステリーという雰囲気で良かった。時代を感じる。 ――姑息な詐欺師の話だったので、嫌だった。全然進まなかった。 ――サクサク読めたけれど、ミスリードに関しては見え見えだった。 ――謎解き、トリックに無理があった。 ――ラストが駆け足過ぎてびっくりした。 ――意外と楽しめたが、「いつフレンチ警視が出てくるの?」と思いながら読んだ。 ――当時からサイレンサーってあったのかな? ――「半倒叙(※)」という感じで良かった。造りが凝ってる。 ――現実にもありそうな詐欺の話で、想像していたより面白かった。 ※「倒叙」とは、最初に犯人が明かされる形式。ドラマ『刑事コロンボ』『古畑任三郎』もこれにあたる。 という感じです(賛否両論とは言っても、賛3:否7くらいの割合でしょうか……)。 (和やかに見えますが、詐欺と人殺しの話をしています) その他の主な話題は、主人公である詐欺師フランクを取り巻く、2人の女性・ダルシーとジュリエットについて。 フランクとの結婚を夢見ながら、その詐欺の片棒を担いでしまうダルシーに対しては、 ――疑問を抱きながらも詐欺を手伝ってしまうのは、愛した男性とつながっていたい気持ちの表れだと思う。 という感想が多く、かたや両家の娘で、フランクの本性を知らずに恋に落ちてしまうジュリエットに対しては、 ――貴族の出だから世の中を知らなすぎる。可哀想な子。 という意見が目立ちました。 このように「犯罪に嵌っていく女性の心理が上手く描けていた」という感想が多かったのが印象的です。 ただし件のフランクについては「小物感がすごい」「ラストで改心したようだけど、コイツはまた詐欺をやる!」など散々な人物評でした。 さらにクロフツ好きのFさんからは「この作品でクロフツを判断してほしくない!」という悲痛な叫びが。 当日はオススメ作品リストも配布しましたが、そのほとんどが手に入りにくいのも事実(東京創元社さん、今後も復刊をよろしくお願いします)。 そこで「現在でも入手可能」という条件付きでFさんから名前が挙がったのが『クロイドン発12時30分』でした。 この作品も倒叙形式のミステリー。主人公が殺人を決意するところからフレンチ警部との攻防戦まで、読み応えがある名作です (アイルズ『殺意』、ハル『伯母殺人事件』と併せて「世界三大倒叙」とされる。決めたのは江戸川乱歩)。 Fさんによると「『樽』も面白いからぜひ読んでみて!」とのことでした。 クロフツ作品はまだまだあります。今回の読書会が、クロフツとの良き(?)出会いの場になれば幸いです。 こうして日が暮れ始めた時間に後片付けをして終了。 いつもより脱線が多めでしたが、青空の下でお酒を飲みながら本のことを語れる時間になりました。 またやりましょう! 話題 読書会で上がった本の紹介。 +クリックで表示 『パーフェクト・ハンター』トム・ウッド/熊谷千寿訳 ハヤカワ文庫NV(上下巻) 『コリーニ事件』フェルディナント・フォン・シーラッハ/酒寄進一訳 東京創元社 『特捜部Q―檻の中の女―』ユッシ・エーズラ・オールスン/吉田奈保子訳 ハヤカワミステリ文庫 『沈黙の殺人者』ダンディ・デイリー マコール/武富博子訳 評論社・海外ミステリーBOX 『アクロイド殺し』アガサ・クリスティー/羽田詩津子訳 ハヤカワクリスティー文庫 『湿地』アーナルデュル・インドリダソン/柳沢由実子訳 東京創元社 『推定無罪』スコット・トゥロー/上田公子訳 文春文庫(上下巻) 『模倣の殺意』中町信 創元推理文庫 『ベヒモス―クラーケンと潜水艦―』スコット・ウエスターフェルド/小林美幸訳 新☆ハヤカワ・SF・シリーズ 『樽』F・W・クロフツ/加賀山卓朗訳 ハヤカワミステリ文庫 『クロイドン発12時30分』F・W・クロフツ/加賀山卓朗訳 ハヤカワミステリ文庫 『殺意』フランシス・アイルズ/大久保康雄訳 創元推理文庫 『伯母殺人事件』リチャード・ハル/大久保康雄訳 創元推理文庫 →スピンオフ読書会#11「白雪姫には死んでもらう」 ←スピンオフ読書会#9「あの夏、エデン・ロードで」
https://w.atwiki.jp/yokohama_rg/pages/94.html
日時 2016年10月15日(土) 場所 横浜駅近郊のとある居酒屋 課題書 「アデスタを吹く冷たい風」トマス・フラナガン/宇野利泰訳 ハヤカワミステリ文庫 →スピンオフ読書会#43「ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン」 ←スピンオフ読書会#41「拾った女」
https://w.atwiki.jp/yokohama_rg/pages/24.html
翻訳ミステリー大賞シンジケート後援の読書会リストです。 東京 課題図書 著者 開催日 備考 1 暁に消えた微笑み ルース・フランシスコ 2010/2/10(水) 2 ホロー荘の殺人 アガサ・クリスティー 2010/9/22(水) 3 七人のおば パット・マガー 2011/1/25(火) 3都市連続 4 ベルファストの12人の亡霊 スチュアート・ネヴィル 2011/6/24(金) 5 この町の誰かが ヒラリー・ウォー 2011/11/29(火) 福岡 課題図書 著者 開催日 備考 1 七人のおば パット・マガー 2011/1/27(木) 3都市連続 2 クリスマスに少女は還る キャロル・オコンネル 2011/5/27(金) 3 罪深き誘惑のマンボ ジョー・R・ランズデール 2011/9/3(土) 3.5 NかMか アガサ・クリスティー 2011/9/7(水) 4 デス・コレクターズ ジャック・カーリイ 2012/1/13(金) 5 罪悪 フェルディナント・フォン・シーラッハ 2012/5/11(金) 6 死ぬまでお買い物 エレイン・ヴィレッツ 2012/8/3(金) 7 クリスマス・プディングの冒険 アガサ・クリスティー 2012/11/18(日) 8 ハローサマー、グッドバイ マイクル・コーニイ 2013/3/15(金) 9 暗い鏡の中に ヘレン・マクロイ 2013/7/20(土) 10 キラー・イン・ザ・レイン レイモンド・チャンドラー 2013/11/30(土) 11 マルセロ・イン・ザ・リアルワールド フランシスコ・X・ストーク 2014/3/7(金) 12 帽子収集狂事件/皇帝のかぎ煙草入れ ジョン・ディクスン・カー 2014/8/23(土) 13 ホワイト・ジャズ ジェイムズ・エルロイ 2014/11/29(土) 14 メモリー・ウォール アンソニー・ドーア 2015/3/13(金) 15 悪意の波紋 エルヴェ・コメール 2015/7/4(土) 16 まるで天使のような マーガレット・ミラー 2015/11/21(土) 17 双生児 クリストファー・プリースト 2016/3/19(土) 18 埋葬された夏 キャシー・アンズワース 2016/7/9(土) 19 秘匿患者 ジョン・バーレー 2016/11/26(土) 20 犬の力&ザ・カルテル ドン・ウィンズロウ 2017/2/18(土) 21 生か、死か マイケル・ロボサム 2017/5/20(土) 大阪 課題図書 著者 開催日 備考 1 七人のおば パット・マガー 2011/1/28(金) 3都市連続 2 偽のデュー警部 ピーター・ラヴゼイ 2011/5/13(金) 3 ストリート・キッズ ドン・ウィンズロウ 2011/7/29(金) 4 探偵術マニュアル ジュデダイア・ベリー 2011/10/28(金) 5 ボーン・コレクター ジェフリー・ディーヴァー 2012/1/27(金) 6 ブラック・ダリア ジェイムズ・エルロイ 2012/4/27(金) 7 名探偵のキッシュをひとつ エイヴリー・エイムズ 2012/7/27(金) 8 殺人者の顔 ヘニング・マンケル 2012/11/2(金) 9 古い骨 アーロン・エルキンズ 2013/1/25(金) 10 あたしの手元は10000ボルト ジャネット・イヴァノヴィッチ 2013/5/10(金) 11 冥闇 ギリアン・フリン 2013/9/6(金) 12 長いお別れ レイモンド・チャンドラー 2014/3/15(土) 13 それゆけ、ジーヴス P・G・ウッドハウス 2014/7/20(日) 14 ラバーネッカー ベリンダ・バウアー 2014/8/29(金) 15 災厄の町 エラリー・クイーン 2015/4/24(金) 16 初秋 ロバート・B・パーカー 2015/10/2(金) 17 虚構の男 L・P・デイヴィス 2016/8/26(金) 18 深夜プラス1 ギャビン・ライアル 2017/2/17(金) 関西アガサ・クリスティー読書会 課題図書 著者 開催日 備考 1 牧師館の殺人 アガサ・クリスティー 2011/11/20(土)・12/10(日) 2 スタイルズ荘の怪事件 アガサ・クリスティー 2012/7/2(月) 3 アクロイド殺し アガサ・クリスティー 2012/12/8(土)9(日)16(日) 大阪、神戸、京都 4 白昼の悪魔 アガサ・クリスティー 2013/7/20(土)21(日) 大阪、神戸 5 五匹の子豚 アガサ・クリスティー 2015/1/31(土) 6 NかMか アガサ・クリスティー 2016/3/5(土) 横浜 課題図書 著者 開催日 備考 1 チャイナタウン S・J・ローザン 2011/10/7(金) 2 ローラ・フェイとの最後の会話 トマス・H・クック 2012/3/1(木) 3 スイート・ホーム殺人事件 クレイグ・ライス 2012/9/7(金) 4 都市と都市 チャイナ・ミエヴィル 2013/2/8(金) 5 さむけ ロス・マクドナルド 2013/6/8(土) 6 時の娘 ジョセフィン・テイ 2013/11/2(土) 7 シスターズ・ブラザーズ パトリック・デウィット 2014/3/1(土) 8 招かれざる客たちのビュッフェ クリスチアナ・ブランド 2014/7/12(土) 9 火星の人 アンディ・ウィアー 2015/3/1(日) 10 笑う警官 刑事マルティン・ベック マイ・シューヴァル&ペール・ヴァールー 2015/8/15(土) 11 熊と踊れ アンデシュ・ルースルンド&ステファン・トゥンベリ 2016/11/5(土) 名古屋 課題図書 著者 開催日 備考 1 ピザマンの事件簿 デリバリーは命がけ L ・T ・フォークス 2011/11/26(土) 2 クリスマスのフロスト R.D ウィングフィールド 2012/2/25(土) 3 寒い国から帰ってきたスパイ ジョン・ル・カレ 2012/5/26(土) 4 追撃の森 ジェフリー・ディーヴァー 2012/7/28(土) 5 ゴミと罰 ジル・チャーチル 2012/11/3(土) ミステリーキッチン 6 愛しき者はすべて去りゆく デニス・レヘイン 2013/2/23(土) 7 閉じた本 ギルバート・アデア 2013/5/18(土) 8 度胸 ディック・フランシス 2013/7/20(土) 競馬スペシャル 9 黒後家蜘蛛の会(1) アイザック・アシモフ 2013/11/9(土) 10 夢幻諸島から クリストファー・プリースト 2014/2/15(土) 11 長いお別れ/ロング・グッドバイ レイモンド・チャンドラー 2014/5/17(土) 12 オリエント急行の殺人 アガサ・クリスティー 2014/7/26(土) 13 ウィンブルドン ラッセル・ブラッドン 2015/2/14(土) 14 シャイニング スティーヴン・キング 2015/6/20(土) 15 ゲルマニア ハラルト・ギルバース 2015/10/24(土) 16 料理長が多すぎる レックス・スタウト 2016/2/13(土) 17 深夜プラス1 ギャビン・ライアル 2016/7/2(土) 18 死をもちて赦されん ピーター・トレメイン 2016/10/22(土) 19 ガール・セヴン ハンナ・ジェイミスン 2017/3/4(土) 福島 課題図書 著者 開催日 備考 1 ABC殺人事件 アガサ・クリスティー 2012/2/26(日) 2 オランダ靴の謎 エラリー・クイーン 2012/5/19(土) 3 クロイドン発12時30分 F・W・クロフツ 2012/10/6(土) 4 ホッグ連続殺人 ウィリアム・L・デアンドリア 2013/1/27(土) 5 死の接吻 アイラ・レヴィン 2013/5/26(日) 6 解錠師 スティーヴ・ハミルトン 2013/8/25(日) 7 ウッドストック行最終バス コリン・デクスター 2013/10/5(日) 8 夜歩く ジョン・ディクスン・カー 2013/12/22(土) Q 特捜部Q ―檻の中の女― ユッシ・エーズラ・オールスン 2014/4/27(日) 10 オリエント急行の殺人 アガサ・クリスティー 2014/7/21(月) 11 幻の女 ウィリアム・アイリッシュ 2014/10/5(日) 12 テメレア戦記〈1〉気高き王家の翼 ナオミ・ノヴィク 2014/4/26(日) 13 奇術師の密室 リチャード・マシスン 2014/8/22(土) 14 第二の銃声 アントニー・バークリー 2015/12/27(日) 15 真珠の耳飾りの少女 トレイシー・シュヴァリエ 2016/5/8(日) 16 第三の男 グレアム・グリーン 2016/7/3(日) 17 クリスマスに少女は還る キャロル・オコンネル 2016/12/25(日) 18 女王陛下のユリシーズ号 アリステア・マクリーン 2017/2/12(日) 千葉 課題図書 著者 開催日 備考 1 誰の死体? ドロシー・L.セイヤーズ 2012/3/10(土) 2 リヴァトン館 ケイト・モートン 2012/7/8(日) 3 大鴉の啼く冬 アン・クリーヴス 2012/11/10(土) 4 ポップ1280 ジム・トンプスン 2013/3/2(土) 5 コリーニ事件 フェルディナント・フォン・シーラッハ 2013/7/13(土) 6 杉の柩 アガサ・クリスティー 2013/11/17(日) 7 予期せぬ結末1&2 ジョン・コリア&チャールズ・ボーモント 2014/3/8(土) 8 毒入りチョコレート事件 アントニイ・バークリー 2014/7/5(土) 9 グリーン・マイル スティーヴン・キング 2015/3/14(土) 10 歌うダイアモンド ヘレン・マクロイ 2015/6/27(土) 11 ゲルマニア ハラルト・ギルバース 2015/10/24(土) 12 鋼鉄都市 アイザック・アシモフ 2016/3/26(土) 13 過ぎ去りし世界 デニス・ルヘイン 2016/6/25(土) 札幌 課題図書 著者 開催日 備考 1 大穴 ディック・フランシス 2012/7/21(土) 2 卵をめぐる祖父の戦争 デイヴィッド・ベニオフ 2012/10/20(土) 3 ジーヴズの事件簿~才智縦横の巻 P・G・ウッドハウス 2013/2/16(土) 4 推定無罪 スコット・トゥロー 2013/5/18(土) 5 私が、生きる肌 ティエリー・ジョンケ 2013/8/24(土) 6 羊たちの沈黙 トマス・ハリス 2013/11/16(土) 7 フリント船長がまだいい人だったころ ニック・ダイベック 2014/2/15(土) 8 大鴉の啼く冬 アン・クリーヴス 2014/5/17(土) 9 ゴーストマン 時限紙幣 ロジャー・ホッブズ 2014/10/4(土) 10 わたしを離さないで カズオ・イシグロ 2014/12/6(土) 11 ポケットにライ麦を アガサ・クリスティー 2015/2/21(土) 12 プレシャス サファイア 2015/6/27(土) 13 ロウフィールド館の惨劇 ルース・レンデル 2015/10/24(土) 14 さむけ ロス・マクドナルド 2016/3/12(土) 15 ブラックランズ ベリンダ・バウアー 2016/6/4(土) 16 彼女が家に帰るまで ロイ・ローリー 2016/9/10(土) 17 ミレニアム1~3 スティーグ・ラーソン 2016/12/10(土) 18 奇術師 クリストファー・プリースト 2017/3/18(土) 埼玉 課題図書 著者 開催日 備考 1 三十三本の歯 コリン・コッタリル 2012/9/22(土) 2 月に歪む夜 ダイアン・ジェーンズ 2013/1/19(土) 3 刑事の誇り マイクル・Z・リューイン 2013/6/1(土) 4 ナイトホークス マイクル・コナリー 2013/10/5(土) 5 感謝祭は邪魔だらけ クリスタ・デイヴィス 2014/3/1(土) 6 デセプション・ポイント ダン・ブラウン 2014/6/28(土) 7 容疑者 ロバート・クレイス 2014/11/8(土) 8 チューダー王朝弁護士シャードレイク C・J・サンソム 2015/3/28(土) 9 ボトムズ ジョー・R・ランズデール 2015/7/11(土) 9.5 サマータイム・ブルース サラ・パレツキー 2015/8/8(土) 夏休み特別企画 10 ゲルマニア ハラルト・ギルバース 2015/11/7(土) 11 カルニヴィア1 禁忌 ジョナサン・ホルト 2016/3/6(日) 12 オータム・タイガー ボブ・ラングレー 2016/7/9(土) 13 ささやく真実 ヘレン・マクロイ 2016/12/17(土) 14 ヴェサリウスの秘密 ジョルディ・ヨブレギャット 2017/3/12(日) 東東京 課題図書 著者 開催日 備考 1 シャーロック・ホームズの冒険 アーサー・コナン・ドイル 2012/10/27(土) 2 暁の死線 ウィリアム・アイリッシュ 2013/2/3(日) 3 鷲は舞い降りた ジャック・ヒギンズ 2013/6/18(日) 4 氷の家 ミネット・ウォルターズ 2013/9/7(土) 5 ガラスの街 ポール・オースター 2014/1/25(土) 6 クリスマスに少女は還る キャロル・オコンネル 2014/5/10(土) 7 空襲警報 コニー・ウィリス 2014/9/14(日) 8 狼の王子 クリスチャン・モルク 2015/1/17(土) 9 復讐の女神 アガサ・クリスティー 2015/5/24(日) 10 シャドー81 ルシアン・ネイハム 2015/9/27(日) 11 新車のなかの女 セバスチアン・ジャプリゾ 2016/1/16(土) 12 ゴールデンボーイ スティーヴン・キング 2016/5/29(日) 13 跡形なく沈む D・M・ディヴァイン 2016/9/3(土) 14 ラスト・ウェイ・アウト フェデリコ・アシャット 2017/1/28(土) 西東京 課題図書 著者 開催日 備考 1 湿地 アーナルデュル・インドリダソン 2012/12/15(土) 2 深い疵 ネレ・ノイハウス 2013/3/16(土) 3 夜に生きる デニス・レヘイン 2013/7/13(土) 4 ゴーン・ガール ギリアン・フリン 2013/11/16(土) 5 遮断地区 ミネット・ウォルターズ 2014/2/23(日) 6 ミステリマガジン700記念アンソロジー(海外編) 杉江松恋編 2014/7/13(日) 7 その女アレックス ピエール・ルメートル 2014/11/29(土) 8 もう年はとれない ダニエル・フリードマン 2015/3/8(日) 9 バタフライ・エフェクト カーリン・アルヴテーゲン 2015/7/20(祝・月) 10 まるで天使のような マーガレット・ミラー 2015/11/14(土) 11 偽りの楽園 トム・ロブ・スミス 2016/3/12(土) 12 死体泥棒 パトリーシア・メロ 2016/6/4(土) 13 バッド・カントリー C・B・マッケンジー 2016/10/29(土) 14 マプチェの女 カリル・フェレ 2017/2/25(土) 熊本 課題図書 著者 開催日 備考 1 幻の女 ウィリアム・アイリッシュ 2013/12/7(土) 2 さむけ ロス・マクドナルド 2014/3/8(土) 3 黄色い部屋の謎 ガストン・ルルー 2014/6/21(土) 4 笑う警官 マイ・シューヴァル ペール・ヴァールー 2014/9/13(土) 5 養鶏場の殺人/火口箱 ミネット・ウォルターズ 2014/12/13(土) 6 赤い右手 ジョエル・タウンズリー・ロジャーズ 2015/3/15(日) 7 フレンチ警部と毒蛇の謎 F・W・クロフツ 2015/6/13(土) 8 死のドレスを花婿に ピエール・ルメートル 2015/9/26(土) 9 僧正殺人事件 S・S・ヴァン・ダイン 2015/12/5(土) 10 野獣死すべし ニコラス・ブレイク 2016/4/30(土) 延期 10 中途の家 エラリー・クイーン 2016/8/27(土) 11 11の物語 パトリシア・ハイスミス 2016/12/10(土) 12 緑のカプセルの謎 ジョン・ディクスン・カー 2017/5/6(土) 金沢 課題図書 著者 開催日 備考 1 氷の闇を越えて スティーヴ・ハミルトン 2013/8/24(土) 2 卵をめぐる祖父の戦争 デイヴィッド・ベニオフ 2013/11/30(土) 3 三秒間の死角 アンデシュ・ルースルンド&ベリエ・ヘルストレム 2014/4/5(土) 4 悪童日記 アゴタ・クリストフ 2014/8/2(土) 5 ギリシャ棺の秘密 エラリー・クイーン 2015/1/10(土) 6 ステーション・イレブン エミリー・セントジョン・マンデル 2015/6/13(土) 7 新車のなかの女 セバスチアン・ジャプリゾ 2015/11/14(土) 8 犯罪 フェルディナント・フォン・シーラッハ 2016/5/1(日) 9 パンドラの少女 M・R・ケアリー 2016/9/3(土) 10 二人のウィリング ヘレン・マクロイ 2017/3/4(土) 神戸 課題図書 著者 開催日 備考 1 解錠師 スティーヴ・ハミルトン 2013/10/25(金) 2 高慢と偏見、そして殺人 P・D・ジェイムズ 2014/4/20(日) 3 予告された殺人の記録 G・ガルシア=マルケス 2014/8/24(日) 4 誰よりも狙われた男 ジョン・ル・カレ 2014/11/22(土) 5 今日から地球人 マット・ヘイグ 2015/4/5(日) 6 18の奇妙な物語 街角の書店 フレドリック・ブラウンほか 2015/8/29(土) 7 百万ドルをとり返せ! ジェフリー・アーチャー 2015/11/23(祝・月) 8 キャロル パトリシア・ハイスミス 2016/4/24(日) 9 夜中に犬に起こった奇妙な事件 マーク・ハッドン 2016/9/4(日) 10 ずっとお城で暮らしてる シャーリィ・ジャクスン 2017/4/29(土) 京都 課題図書 著者 開催日 備考 1 サンキュー、ジーヴス P・G・ウッドハウス 2014/7/21(月) 1 九尾の猫 エラリー・クイーン 2016/1/22(金) リブート 2 声 アーナルデュル・インドリダソン 2016/5/28(土) 3 傷だらけのカミーユ ピエール・ルメートル 2017/3/20(祝・月) 徳島 課題図書 著者 開催日 備考 1 インフェルノ ダン・ブラウン 2014/9/20(土) 2 最後の晩餐の暗号 ハビエル・シエラ 2016/11/12(土) 浜松 課題図書 著者 開催日 備考 1 わたしが眠りにつく前に SJ・ワトソン 2015/1/24(土) 2 ヴァイオリン職人の探求と推理 ポール・アダム 2015/7/4(土) 3 バビロンまでは何マイル ダイアナ・ウィン・ジョーンズ 2016/1/30(土) 4 Ker 死神の刻印 エメリー・シェップ 2016/6/11(土) 5 冬の灯台が語るとき ヨハン・テオリン 2017/5/27(土) 北東京 課題図書 著者 開催日 備考 1 マンハッタンの哀愁 ジョルジュ・シムノン 2015/3/6(金) 2 冷血 トルーマン・カポーティ 2015/7/25(土) 3 シンデレラの罠 セバスチアン・ジャプリゾ 2015/12/5(土) 4 サキ短編集 サキ 2016/2/27(土) 5 木のぼり男爵 イタロ・カルヴィーノ 2016/6/18(土) 6 無実 ジョン・コラピント 2016/10/1(土) 多摩南 課題図書 著者 開催日 備考 1 偽証裁判 アン・ペリー 2015/3/29(日) 2 犬の力 ドン・ウィンズロウ 2015/6/7(日) 3 レンブラントの帽子 バーナード・マラマッド 2015/9/5(土) 4 ありふれた祈り ウィリアム・ケント・クルーガー 2015/11/14(土) 5 俺の職歴 ゾーシチェンコ作品集 ミハイル・ゾーシチェンコ 2016/3/26(土) 6 未成年 イアン・マキューアン 2016/6/12(日) 7 特別料理 スタンリイ・エリン 2016/9/10(土) 南東京 課題図書 著者 開催日 備考 1 禁忌 フェルディナント・フォン・シーラッハ 2015/10/31(土) 2 忘れゆく男 ピーター・メイ 2015/5/20(土) 3 悲しみのイレーヌ ピエール・ルメートル 2016/2/11(祝・木) 4 未成年 イアン・マキューアン 2016/5/14(土) 5 拾った女 チャールズ・ウィルフォード 2016/10/10(祝・月) 6 その雪と血を ジョー・ネスボ 2017/2/5(日) 7 ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ ジョン・ル・カレ 2017/5/27(土) 岐阜 課題図書 著者 開催日 備考 1 容疑者 ロバート・クレイス 2015/9/12(土) 2 象牙色の嘲笑 ロス・マクドナルド 2016/7/17(日) 沖縄 課題図書 著者 開催日 備考 1 偽のデュー警部 ピーター・ラヴゼイ 2016/1/23(土) 2 ボビーZの気怠く優雅な人生 ドン・ウィンズロウ 2016/11/12(土) 弘前 課題図書 著者 開催日 備考 1 シャーロック・ホームズの冒険 コナン・ドイル 2016/5/21(土) 2 アクロイド殺し アガサ・クリスティー 2016/8/27(土) 3 中途の家 エラリー・クイーン 2017/6/17(土) 神保町 課題図書 著者 開催日 備考 1 緋色の研究 コナン・ドイル 2016/11/19(土) 松山 課題図書 著者 開催日 備考 1 ストリート・キッズ ドン・ウィンズロウ 2017/1/21(土) 2 ハイ・ライズ J・G・バラード 2017/5/20(土) 翻訳ミステリーお料理の会 課題図書 著者 開催日 備考 1 チョコチップ・クッキーは見ていた ジョアン・フルーク 2013/11/30(土) 2 あなたに似た人1/絹の家 ロアルド・ダール/アンソニー・ホロヴィッツ 2014/6/1(日) 3 ルイザの不穏な休暇 アンナ・マクリーン 2014/10/4(土) 4 検屍官 パトリシア・コーンウェル 2015/5/24(日) 5 ゴミと罰&豚たちの沈黙 ジル・チャーチル 2015/11/7(土) 6 アジアン・カフェ事件簿1 プーアール茶で謎解きを&南国ビュッフェの危ない招待 オヴィディア・ユウ 2016/6/25(土) 7 昔日&儀式 ロバート・B・パーカー 2016/11/26(土) 8 ストリート・キッズ ドン・ウィンズロウ 2017/5/27(土) 熱海合同合宿 課題図書 著者 開催日 備考 1 ゴーン・ガール ギリアン・フリン 2014/10/25~26(土日) ゴーストマン 時限紙幣 ロジャー・ホッブズ 航路 コニー・ウィリス 気仙沼 課題図書 著者 開催日 備考 1 パズル・パレス ダン・ブラウン 2016/5/28(土) 香港 課題図書 著者 開催日 備考 1 仏陀の鏡への道 ドン・ウィンズロウ 2015/11/28(土) せんだい探偵小説お茶会(翻訳ミステリー大賞シンジケート後援分) 課題図書 著者 開催日 備考 1 死の扉 レオ・ブルース 2013/7/21(日) 2 自殺じゃない! シリル・ヘアー 2013/10/6(日) 3 グリーン家殺人事件 ヴァン・ダイン 2014/1/19(日) 4 赤毛のレドメイン家/緑衣の鬼 イーデン・フィルポッツ/江戸川乱歩 2014/3/23(日) 5 ゴミと罰 ジル・チャーチル 2014/5/25(日) 6 レーン4部作 エラリー・クイーン 2014/11/23(日) 7 黄色い部屋の謎 ガストン・ルルー 2015/2/22(日) 8 ストリート・キッズ ドン・ウィンズロウ 2015/6/14(日) 9 エジプト十字架の秘密 エラリー・クイーン 2015/9/26(土) 10 ユダの窓 カーター・ディクスン 2015/12/19(土) 11 白い僧院の殺人 カーター・ディクスン 2016/4/16(土) 12 チャイナ蜜柑の秘密 エラリー・クイーン 2016/7/30(土) 13 ナイルに死す アガサ・クリスティー 2016/11/19(土) 14 検死審問 パーシヴァル・ワイルド 2017/3/18(土)
https://w.atwiki.jp/yokohama_rg/pages/33.html
日時 2012年11月2日(金) 場所 横浜駅近郊のとある居酒屋 参加人数 9人 課題書 「毒入りチョコレート事件」アントニイ・バークリー/高橋泰邦訳 創元推理文庫 レポート +クリックで表示 読書会参加者のレポートを紹介します。未読の方はご注意ください。 ・Spenth@さんのレポート ・カエルさんのレポートその1 その2 話題 読書会で上がった本の紹介。 +クリックで表示 『シンプル・プラン』スコット・B・スミス/近藤純夫訳 扶桑社ミステリー 『ルパン、最後の恋』モーリス・ルブラン/平岡敦訳 ハヤカワポケミス 『火曜クラブ』アガサ・クリスティー/中村妙子訳 ハヤカワクリスティー文庫 『ジャンピング・ジェニィ』アントニイ・バークリー/狩野一郎訳 創元推理文庫 『最初の刑事 ウィッチャー警部とロード・ヒル・ハウス殺人事件』ケイト・サマースケイル/日暮雅通訳 早川書房 『クリスマスのフロスト』R・D・ウィングフィールド/芹澤恵訳 創元推理文庫 『マリー・ロジェの謎』エドガー・アラン・ポー/丸谷才一訳 創元推理文庫『ポオ小説全集Ⅲ』所収 『まだらの紐』コナン・ドイル/日暮雅通訳 光文社文庫『シャーロック・ホームズの冒険』所収 『ハンガー・ゲーム』スーザン・コリンズ/河井直子訳 文庫ダ・ヴィンチ(上下巻) 『濡れた魚』フォルカー・クッチャー/酒寄進一訳 創元推理文庫(上下巻) 『カンタベリー物語』チョーサー/桝井迪夫訳 岩波文庫(上下巻) 『デカメロン』ジョヴァンニ・ボッカッチョ/河島英昭訳 講談社文芸文庫(上下巻) 『プリズム』貫井徳郎 創元推理文庫 『灰色の虹』貫井徳郎 新潮社 『ストロベリーナイト』誉田哲也 光文社文庫 『ソロモンの偽証 第I部 事件』宮部みゆき 新潮社 『太閤暗殺』岡田秀文 双葉文庫 →スピンオフ読書会#7「喪失」 ←スピンオフ読書会#5「リンカーン弁護士」
https://w.atwiki.jp/yokohama_rg/pages/77.html
日時 2015年6月5日(金) 場所 横浜駅近郊のとある居酒屋 参加人数 15人 課題書 「寒い国から帰ってきたスパイ」ジョン・ル・カレ/宇野利泰訳 ハヤカワ文庫 NV →スピンオフ読書会#29「探偵は壊れた街で」 ←スピンオフ読書会#27「ミステリークッキング2」
https://w.atwiki.jp/yokohama_rg/pages/38.html
日時 2013年4月5日(金) 場所 横浜駅近郊のとある居酒屋 参加人数 10人 課題書 「あの夏、エデン・ロードで」グラント・ジャーキンス/二宮磬訳 新潮文庫 レポート +クリックで表示 読書会参加者のレポートを紹介します。未読の方はご注意ください。 ・カエルさんのレポート ・Spenthさんのレポート ・岡本のレポート +クリックで表示 ♪(ご一緒にどうぞ) Welcome to the Hotel California, Such a lovely place, (サッチャロンリープレーイス) Such a lovely face Plenty of room at the Hotel California, Any time of year, (エニターイムオブイヤー) You can find it here チャララララ~…… ※このレポートはイーグルス『ホテル・カリフォルニア』を脳内再生しながらご覧ください。 近年なにかと話題に上ることが多い「イヤミス」という言葉。 具体的な定義は存在しませんが、どうやら「読んでいて嫌な気持ちになる」「後味が悪い」。そんなミステリー全般を指す言葉のようです。 そこで今回は「イヤミスに挑戦してみよう!」ということで(流行に安易に乗っかりました)、 帯に“本年度イヤミスNo.1!”の謳い文句が掲げられたグラント・ジャーキンス『あの夏、エデン・ロードで』を取り上げました。 簡単なあらすじは以下の通り(Amazon.co.jpより)。 のどかな町を、くねくねと貫くエデン・ロード。自転車で快走していた十歳のカイルは車と衝突しそうになる。車は横転、血まみれの若い女が彼に迫る。 悪夢のような光景に逃げ出した彼は、だが翌日、愕然とする。現場に何も痕跡がないのだ――。 偶然“怪物”を目覚めさせたカイルと妹。人の心を支配する魔の闇に囚われた幼い二人は……。最悪の結末の予感に震える、禁断のダーク・ミステリ。 ……と、ここまでは良かったのですが、内容が内容だけにどんな読書会になるかまったく予想できません(それはいつものことなんですけど、今回は特に)。 何とも説明できない嫌な予感が……(ちなみにこの胸騒ぎは良い意味で裏切られることになります)。 加えて著者のジャーキンスの情報が少な過ぎました。 どうしよう。このままでは、いつも薄口と悪名高いレジュメのほとんどが「MEMO欄」になってしまう……。 そこで参加者のみなさまから「あなたが選ぶ嫌な作品」を募集し、ブックガイドを作成することにしました。 呼びかけると、結構な数の作品とコメントが集まりました。ご協力感謝です。 ちなみにブックガイドに記載した作品のリストは、このページ下段「横浜メンバーが選ぶ「嫌な作品」ブックガイド」に列挙しています。 こうして迎えた当日、参加者は10人。 まずはレジュメとともに配布した「イヤミスブックガイド」の話題に。 リストに並べられたタイトルを見ながら「えーっ、これ嫌だった?」とか「わかる。後味悪いよね!」などという声(悲鳴?)が聞こえてきます。 改めてリストを見渡すと、人によって「何が嫌か」という基準が異なって非常に面白い結果になりました(そしてみなさま、嫌な気分になる作品をけっこう読まれている)。 また、今回はSさんが補足資料を作成してきてくださいました。 作中のキーワードとなる「ドラノ」「ワンダーウーマン」などについて詳しく触れられていて、議論の強力なサポートとなりました。 さて、例のごとく順に自己紹介を兼ねた感想発表からスタートしました。 ――男子と女子で感じ方が違いそう。兄妹愛、幼少の頃の思い出がキーワードだと思う。 ――S・キング『スタンド・バイ・ミー』を連想した(という方が多くいらっしゃいました)。 ――生理的に嫌で仕方なく、クリスティーに逃げた。 ――当時のアメリカ南部の閉鎖的な空気感がよく出ていたと思う。 ――少年の無力さを痛感した。童話っぽい印象を受けた。 ――かなり猟奇的だったけど、あんまり嫌じゃなかったかな。国産のイヤミスの方がひどい!? ――前半は「イヤミス」という感じだったけど、後半は展開が見えてしまった。 ――「南部のステレオタイプ」など、アメリカ社会のモチーフが散りばめられていた。 ――アメリカのことを知らないと楽しめないかも。 ――マヒ男の造型が中途半端だったような気がする。 ――サブタイトルは“カイルの夏休み”でどうだろう? ――無力な少年の行く末をただ傍観するためだけの小説だと思う。 などなど、主要な感想や意見はこんな感じですが、それ以外にもああだ、こうだと、とにかく議論が止まらない。 主人公であるカイルの決断、マヒ男がグレースに取った行動。 そしてラストシーン、事件後の兄妹それぞれの人生について……。 ここまで盛り上がるとは完全に想定外。空前の熱気を孕んだ3時間となりました。 正直不安で仕方がなかった回でしたが、完全に杞憂に終わってホッとしています。 どんな課題書でも、走り出すまでどんな読書会になるかはわからないということを再認識。 それもまた読書会の愉しさです。 課題書にイヤミス、意外とオススメでございますよ。 しかし思い返してみると、最も盛り上がったのは作中に登場する牛(バディちゃん。伏線でもなんでもなかった)の話だったような……。 話題 読書会で上がった本の紹介。 +クリックで表示 『サトリ』ドン・ウィンズロウ/黒原敏行訳 ハヤカワ文庫NV(上下巻) 『ラスト・コヨーテ』マイクル・コナリー/古沢嘉通訳 扶桑社ミステリー(上下巻) 『スタイルズ荘の怪事件』アガサ・クリスティー/矢沢聖子訳 ハヤカワクリスティー文庫 『ゼロ時間へ』アガサ・クリスティー/三川基好訳 ハヤカワクリスティー文庫 『アクロイド殺し』アガサ・クリスティー/羽田詩津子訳 ハヤカワクリスティー文庫 『スタンド・バイ・ミー―恐怖の四季 秋冬編』スティーヴン・キング/山田順子訳 新潮文庫 『少女の私を愛したあなた』マーゴ・フラゴソ/稲松三千野訳 原書房 『遮断地区』ミネット・ウォルターズ/成川裕子訳 創元推理文庫 『深い疵』ネレ・ノイハウス/酒寄進一訳 創元推理文庫 『湿地』アーナルデュル・インドリダソン/柳沢由実子訳 東京創元社 『忘れられた花園』ケイト・モートン/青木純子訳 東京創元社(上下巻) 『告白』湊かなえ 双葉社 『こころ』夏目漱石 新潮文庫 『舞姫』森鴎外 集英社文庫 『ちいちゃんのかげおくり』あまんきみこ あかね書房 横浜メンバーが選ぶブックガイド企画1「あなたの嫌な作品」 横浜読書会メンバーがオススメする(?)「嫌な作品」のリストです(映画も含みます)。 +クリックで表示 『隣の家の少女』ジャック・ケッチャム/金子浩訳 扶桑社ミステリー 『死刑囚』アンデシュ・ルースルンド、ベリエ・ヘルストレム/ヘレンハルメ美穂訳 RHブックス・プラス 『チャイルド44』トム・ロブ・スミス/田口俊樹訳 新潮文庫(上下巻) 『わらの女』カトリーヌ・アルレー/安堂信也訳 創元推理文庫 『暴行』ライアン・デイヴィッド・ヤーン/田口俊樹訳 新潮文庫 『火葬人』ラジスラフ・フクス/阿部賢一訳 松籟社 『酸素男』スティーヴ・ヤーブロウ/松下祥子訳 ハヤカワ文庫NV 『ペット・セマタリー』スティーヴン・キング/深町眞理子訳 文春文庫(上下巻) 『われらが背きし者』ジョン・ル・カレ/上岡伸雄、上杉隼人訳 岩波書店 『雷鳴の館』D・R・クーンツ/細美遥子訳 扶桑社ミステリー 『成立しないヴァリエーション』G.R.R.マーティン/中村融訳(『洋梨形の男』所収 )河出書房新社・奇想コレクション 『サンドキングズ』G.R.R.マーティン/安田均、風見潤訳(『サンドキングズ』所収 )ハヤカワ文庫SF 『ゴールデンボーイ』スティーヴン・キング/浅倉久志訳(『ゴールデンボーイ―恐怖の四季 春夏編』所収 )新潮文庫 『香水―ある人殺しの物語』パトリック・ジュースキント/池内紀訳 文春文庫 『愛の続き』イアン・マキューアン/小山太一訳 新潮文庫 『輝くもの天より墜ち』ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア/浅倉久志訳 ハヤカワ文庫SF 『魔法』クリストファー・プリースト/古沢嘉通訳 ハヤカワ文庫FT 『時計じかけのオレンジ』アンソニー・バージェス/乾信一郎訳 ハヤカワepi文庫 『ハリー、見知らぬ友人』ドミニク・モル監督 フランス映画 『ファニーゲーム』ミヒャエル・ハネケ監督 オーストリア映画 →スピンオフ読書会#10「フレンチ警視最初の事件」 ←スピンオフ読書会#8「五匹の子豚」
https://w.atwiki.jp/yokohama_rg/pages/61.html
日時 2014年8月8日(金) 場所 横浜駅近郊のとある居酒屋 参加人数 10人 課題書 「ミレニアム1~ドラゴン・タトゥーの女」スティーグ・ラーソン/ヘレンハルメ美穂、岩澤雅利訳 ハヤカワ・ミステリ文庫(上下巻) レポート +クリックで表示 読書会参加者のレポートを紹介します。未読の方はご注意ください。 ・Spenthさんのレポート →スピンオフ読書会#21「ストリート・キッズ」 ←スピンオフ読書会#19「燃える男」
https://w.atwiki.jp/asianmystery/pages/47.html
2010年10月30日ページ作成、随時更新 2011年11月26日 整理、ページ名変更 目次 長編 短編 補足 「ミステリ」はかなり広義に取っている。 長編 莫言『酒国 ―特捜検事丁鈎児の冒険』 (藤井省三訳、岩波書店、1996年10月)(原著刊行19XX年、『』) 張平(ジャンピン)『凶犯』 (荒岡啓子訳、新風舎文庫、2004年8月)(原著刊行1992年)現実の事件に題材をとった小説。 張平(ジャンピン)『十面埋伏(じゅうめんまいふく)』(上下巻)(荒岡啓子訳、新風舎、2005年11月)(原著刊行1999年)ロシア文学者の米原万里が雑誌で書評を書いたこともあり話題になった(書評は現在は米原万里『打ちのめされるようなすごい本』に収録されている)。 『蝶の夢 乱神館記』 水天一色(すいてんいっしき、1981年生、女性) 2009年11月 講談社〈アジア本格リーグ〉 訳:大澤理子原書房『2011 本格ミステリ・ベスト10』 海外本格ミステリ・ランキング 14位! (ランキングの詳細は→ 2011本格ミステリ・ベスト10 海外本格ミステリ・ランキング) 『乱神馆记系列之蝶梦』(2006年)の翻訳 海岩『玉観音(ぎょく かんのん)』 (池澤滋子訳、実業之日本社、2011年10月) 短編 『新青年』掲載の忘れられた四短編呂侠(ろきょう) 「絶命血書」 (チュエ ミン シェー シュ)、 「白玉環」 (はくぎょくくゎん) 張慶霖(ちょう けいりん) 「無名飛盗」 (ウー ミン フェイ タオ)→当サイトで公開中 幸福斎(こうふくさい) 「賭場母女」 (トゥ チャン ムー ヌー) 『探偵実話』柯藍(コーラン) 「鴉の告発」 (1952年第2号) 『サンデー毎日』艾国文(がい こくぶん)、黄偉英(こう いえい) 「人民公社殺人事件」 (1981年6月14日号~7月19日号、全6回) 「謀殺」 畀愚(ビイユ、1970年生、男性) 光文社『ジャーロ』7号(2002年春号)掲載 訳:新吉楽図(シンジルト) 交通事故を起こした夫が妻に言った。 「向こうが悪いんだ。勝手にぶつかって来て、死んだんだ」 しかしその日、夫は四年の実刑判決を受けた―― (小説の冒頭ページにつけられたあおり文句) 光文社のミステリ雑誌『ジャーロ』の企画「世界のミステリーを読む」の第7回。イラストを除いて全9ページの作品。 『上海文学』(上海文学雑誌社)2001年7月号(通巻285号)掲載の「谋杀」の翻訳。もともとミステリ誌に掲載されたものではなく、ミステリっぽい作品でもない。 補足 「陽羨鵝籠」(ようせんがろう) 呉均(ごきん) 早川書房『ミステリマガジン』1991年8月号(幻想と怪奇特集) 訳:井波律子 「少女軽業師の恋」 宣鼎(せんてい) 早川書房『ミステリマガジン』1993年8月号(幻想と怪奇特集) 訳:井波律子 『ミステリマガジン』に掲載された中国の作品。どちらも未見。現代の作品ではない。 呉均(469年~520年)のこの作品は、三省堂の教科書『高等学校古典Ⅰ』にも掲載されている。原題同じ。現在の中国での表記は「阳羡鹅笼」(吴均)。 後者は、宣鼎(1832年~1880年)の短編集『夜雨秋燈続録』(夜雨秋灯续录)(1880)に収録の「秦二官」の翻訳。 翻訳者の井波律子さんは、『中国ミステリー探訪』で第4回(2004年)の本格ミステリ大賞の候補にもなった人。 関連記事 台湾ミステリ 読書案内 韓国ミステリ 読書案内 中国ミステリ紹介 目次へ